2026年3月のテーマ写真館




 《 カエルアンコウ 》


相模湾以南のハワイから西部太平洋、インド洋にかけて生息し、世界では40種類ほどが知られ、日本産は3属15種とされています。色彩や斑紋、体の特徴は変異が大きいですが、胸びれと腹びれを手足のように交互に使って海底を歩いても移動でき、頭部にはエスカと呼ばれる疑似餌のついた釣竿を持ち、小魚などをおびき寄せて捕食するものが多いです。英名はFishing frog「釣りするカエル」で、以前は「イザリウオ」と呼ばれていましたが、2007年に日本魚類学会は「イザリ」には差別的な意味があるため、標準和名を「カエルアンコウ」に変更しました。しかし、イザリウオの名称について、鼻先の疑似餌で小魚を釣って捕食する習性から「漁をする魚」すなわち「漁り魚」とする説や、胸びれと腹びれで海底を這う姿から「座り魚」であったとする説など諸説あります。

オオモンカエルアンコウ

オオモンカエルアンコウ

クマドリカエルアンコウ


オオモンカエルアンコウ

オオモンカエルアンコウ

ベニカエルアンコウ


カエルアンコウ

オオモンカエルアンコウのエスカ

オオモンカエルアンコウ


イロカエルアンコウのあくび

海綿に隠れるオオモンカエルアンコウ

カエルアンコウ


イロカエルアンコウ

エスカで餌をおびき寄せるカエルアンコウ

カエルアンコウ


 ◆ 海の一言 :『島国(Island country)』


領土がすべて島から成る国家を島国と呼びます。独立国のみに限る場合、インドネシアが世界最大の島国で、次いでマダガスカル、パプアニューギニア、日本と続きます。この他にイギリス、フィリピン、ニュージーランドなど世界の島国は47ヶ国で、領土を構成する島の数は、1島だけのナウルから、インドネシアなどのように1万以上の島から成る島国もあります。日本は14,125の島から成り、最大の島は本州です。オーストラリアは世界6つの大陸の中の最小の大陸に位置する国家で、周囲の島々と共に大陸国家を成します。島国に住む人の住民性を「島国根性」(英:insularism)と呼ぶ事があります。ヨーロッパ大陸から見たイギリスの事を指す場合が多く、一般に、排他的で、多様性や異文化を許容しない傾向があり、自国の民族、思想などに大きく依存する傾向があります。こうした事から、閉鎖的で視野が狭い様子を「島国気質、島国根性、島国的(英:insularity)」とも呼び、政治・経済・文化がグローバル化する中でネガティブに受け取られる事があります。近年の気候変動により島国のモルディブは海面が1メートル上昇すると、国土の80%が海に沈むと予測され、深刻な問題となっています。島国の面積は、品川区と同じナウルの21平方キロメートルからインドネシアの191万9440平方キロメートルまでさまざまです。

インドネシアの帆走漁船

マダガスカル島のバオバブの木

パプアニューギニアのマーケット




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