2025年11月のテーマ写真館




 《 アマゾン 》


南米のブラジルとその周辺国を流れ大西洋に注ぐ、世界最大規模の河川で、数多くの支流を持ち、アマゾン川という名称はそれらの総称として用いられています。河口から約1,500kmの内陸部でも海抜はわずか100m足らずで水深も深く、河口から4,000km上流まで大型船が航行できます。アマゾニアと呼ばれる広い大湿原が広がり、ピラニアをはじめ様々な淡水魚やアマゾンカワイルカ、アマゾンマナティーなども生息していますが、開発の影響で絶滅の危機に瀕している種も多いです。支流の流れてくる流路によってさまざまなミネラルがもたらされ、水の色も異なり、多様な生態系を育む要因の一つとなっています。

ソリモンエス川と黒い支流のネグロ川の合流

ソリモンエス川と黒い支流のネグロ川の合流

乾季のアマゾン川


アマゾンマナティー

アマゾンカワイルカ(ピンクイルカ)の成獣

ポンテ・リオ・ネグロ(ネグロ川橋)


アマゾンカワイルカ(ピンクイルカ)の若獣

ピラルクー

ブラックピラニア


ピラニア

ピラニア

ピラニア釣り


レッドテール・キャットフィッシュ

プレコ

カンディル


 ◆ 海の一言 :『とどのつまり』


「とどのつまり」とは、「いきつくところ」、「最終的に」、「結局」といった意味を持つ言葉です。多くの場合、さまざまな過程や努力を経たにもかかわらず、思わしくない結果に終わった場面で使われます。言葉の由来は、大きさにより名前を変える出世魚のボラがハク⇒オボコ⇒イナ⇒ボラ⇒トドと最終段階で呼ばれることにあり、海獣類のトドには関係ありません。ボラは成長につれて名が変わる出世魚で、最大が「トド」で、それ以上成長しないことから、「最終的に」「結局」という意味で使われるようになったそうです。「とどのつまり」はいろいろな過程を経て、最後の場面で使われる慣用句で、類語、言い換えには、「挙句の果て」、「結局」、「つまるところ」、「所詮(しょせん)」などいろいろあり、単なる結末を表すのではなく、ネガティブな意味合いを含むことが多いようです。

オボコ

イナ

トド




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。