2006年4月のテーマ写真館




 《 バンドウイルカ 》


鯨類の中の歯鯨の仲間で、体長が5〜6mより小さなものがイルカ、それより大きなものがクジラと呼ばれています。バンドウイルカは最大体長6メートルにもなる大型のイルカで、水族館などで飼育され、さまざまなショーを行い、人気のイルカです。バンドウイルカは繁殖期になると雄が雌や若いイルカのグループにやってきて交尾し、その後去ってゆきます。バンドウイルカの群れは母系社会で、雌と性成熟していない若い雄で構成され、出産、子育てに雄は一切関係しません。出産が近くなると他の雌が付き添い、乳母役として産まれた子供の面倒を見る手伝いをします。また、子供がやや大きくなると、別のイルカが保母役となって子供の世話をし、その間に母親は餌獲りなどをします。バンドウイルカのダイナミックなジャンプやほのぼのとした水族館での子育てをご覧下さい。


ペアジャンプ(カリブ海)

かもめと共にジャンプする(カリブ海)

ダイナミックなジャンプ(カリブ海)


船を追ってジャンプを繰り返す(バハカリフォルニア)

船に並走する(カリブ海)

ハイジャンプ(バハカリフォルニア)


水面から顔をのぞかせる(ドルフィンリサ−チセンタ−)

ボ−トを追ってジャンプする(カリブ海)

海岸で波乗りをする(オーストラリア)


水面から顔をだして笑うイルカ(フロリダ)

水中で笑うイルカ(オ−ストラリア)

ペアで泳ぐ(小笠原)


水面に向かって浮上する(カリブ海)

ダイバ−の泡と共に水面へ向かう(カリブ海)

太陽の光を受けて泳ぐ(カリブ海)


人間と戯れる(小笠原)

浅瀬に群れ泳ぐ(カリブ海)

ドルフィンスイム(小笠原)


人間の動きにあわせて泳ぐ(小笠原)

サンゴ礁を泳ぐ(カリブ海)

ダイバ−と遊ぶ(カリブ海)


おっぱいを飲む赤ちゃんイルカ(鴨川シ−ワ−ルド)

生まれたばかりの子供と母親(鴨川シ−ワ−ルド)

親に付き添って泳ぐ(鴨川シ−ワ−ルド)


 ◆ 海の一言 : 『バンドウイルカ』


水族館や図鑑の一部ではバンドウイルカ、とされていますが、正式名称はハンドウイルカ、です。これは、西脇昌治博士によって標準和名が提唱された際に学会誌の編集部が「ハ」を「バ」と間違えて印刷し、それが広まってしまったものなのです。大きさがクジラとイルカの中間で、中途半端なことから昔から「半道海豚」と呼ばれていたものなのです。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。