2012年1月のテーマ写真館




 《 アラスカPart3 》


アジア大陸と繋がっていたアラスカには、古くからアリュートやインディアン、イヌイットなど、モンゴロイド系の人々が狩猟生活をして定住していました。そのアラスカに最初に訪れた白人はベーリングで、ロシアのエカテリーナ一世の命を受け、1741年に探検を行いました。アラスカとはアリュート語で「東方の広大な陸地」であるという説や、イヌイットの「本土」をあらわす言葉を、ロシア人がAlyaskaと呼んだことに由来するという説などがあります。その後、アラスカはロシアからアメリカに売られ、現在に至ります。海の写真のボルボックスではアラスカ各地を十数回に渡って訪れ、原始の息づくアラスカの海の大自然や生物の撮影を続けています。


ハッバード・グレーシャー

崩れる氷河

氷河から崩れた氷塊


ブリーチングするザトウクジラ

バブルネットフィーディーングで餌を捕るザトウクジラ

餌に飛び掛るハクトウワシ


氷の上のラッコ

海面に浮かぶラッコ

セイウチの群れ


トドの群れ

ブイの上で休むトド

イシイルカ


氷の上のハーバーシール

海面から顔を出すハーバーシール

水中を泳ぐハーバーシール


遡上するサケを狙うブラウンベアー

シロザケ

釣り上げられたオヒョウ(ハリバット)


 ◆ 海の一言 :『鯛』


一般に「鯛」と言えば、スズキ目・タイ科・マダイ属の「真鯛(マダイ)」で、北海道以南の日本海、太平洋岸から尖閣諸島、朝鮮半島南部、東シナ海、台湾、南シナ海にかけての水深200m以浅の岩礁や砂礫、砂底などに棲息する体長1mにおよぶ魚です。側扁する楕円形で、体高が高い、いわゆる「タイ型」で、体色は濃い桜色で、青色に輝く小斑点が体側背側に散りばめられ、その美しい容姿や味から、正に魚の王者にふさわしいもので、お目出度い席に欠かせない魚です。こうした「鯛」にあやかるため名前に「タイ」と付くが「鯛」の仲間ではないものがたくさんいます。チョウチョウウオなのに「ゲンロクダイ」や、ベラなのに「コブダイ」、「ネンブツダイ」、「スズメダイ」、「フエダイ」、「フエフキダイ」、「コロダイ」…など。

マダイ

コブダイ

ゲンロクダイ



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