2013年09月のテーマ写真館




 《 美味しそうな海の生物 》


美味しそうな名前を持つ海の生物がいろいろいますが、実際に食べておいしい魚介類は少なく、単に見た目の形や模様、色から食物の名前を付けた物が多いようです。中には、食べると危険な毒を持つものや、毒の針で餌を捕らえるものもいます。海の生物には名前や見た目で食べるとひどい目にあうものが多いので気を付けましょう。


ウメボシイソギンチャク

ウミソウメン(アメフラシの卵)

トマトアネモネフィッシュ


アカマンジュウガニ

マンジュウイシモチ

マンジュウヒトデ


ダンゴウオ

コンペイトウウミウシ

イソコンペイトウガニ


ハナヤサイサンゴ

パイナップルウミウシ

シーアップル(アデヤカキンコ


ビスケットスター

チョコレートグラミー

ヤキイモガイ


 ◆ 海の一言 :『ヒトデ(海星、人手、海盤車)』


見かけは大きく異なりますが、ウニやナマコなどと共に棘皮動物に分類され、ヒトデの仲間は星形動物亜門にまとめられています。名前はヒトデの形状からくるもので、人の手に似ているから「人手」、星型(多くは五芒星形)をしているため「海星」で、星型☆の元となったのもヒトデです。「海盤車」がどうして「ヒトデ」なのかは調べましたが不明です。英語で「starfish」(星の形をした魚)、「 sea star」(海の星)、フランス語で「etoile de mer」(海の星)、ドイツ語で「Seesterne」(海の星)など、星にちなんでいます。漢字の固有名詞でイトマキヒトデは「糸巻海星」、ヤツデヒトデは「鬼海星」など、「人の手」よりは「星」が用いられることが多いです。ゴリゴリした手触りや見かけ、とはうらはらに、案外体が柔らかく、小さなすき間でも体の形を変えて入り込めます。また、多くの種類は、体が切断されても、再生させる能力があるため、オニヒトデ退治の際は採集して陸に埋めています。

ヒトデ

カワテブクロ

一本から再生するヒトデの仲間




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