2019年4月のテーマ写真館




 《 日本のチョウチョウウオpart1 》


海中を蝶々のように舞い泳ぐチョウチョウウオ。世界の海に120種以上がおり、熱帯、亜熱帯のサンゴ礁海域がメインの生息域です。しかし100m以上の深さや、冷水中に棲む種類もいます。また、温帯の房総半島、伊豆半島、そして東京湾でも見る事ができます。今回は沖縄以北の日本沿岸で見られるカガミチョウチョウウオやシラコダイなど、サンゴ礁から離れた海域でも見られるチョウチョウウオの仲間などを紹介します。

<関連書籍>
「チョウチョウウオの地球」(エムピージェー刊)写真:中村庸夫、文:荒又宏
「チョウチョウウオ・ガイドブック」(阪急コミュニケーションズ刊)写真、文:中村庸夫
「魚の名前」(東京書籍刊)写真、文:中村庸夫

トゲチョウチョウウオ

チョウハン

ミスジチョウチョウウオ


イッテンチョウチョウウオ

チョウチョウウオ

ツキチョウチョウウオ


ミゾレチョウチョウウオ

ユウゼン

ゲンロクダイ


シラコダイ

ハタタテダイ

スミツキトノサマダイ


カガミチョウチョウウオ

タキゲンロクダイ

コクテンカタギ


 ◆ 海の一言 :『寿司』


寿司の起源は紀元前とも言われ、淡水魚を米などの穀類を炊いたものと一緒に漬け込み、穀類の発酵を利用して魚を保存した「なれ鮨(なれずし)」とされます。 地方により様々な「寿司」、「鮨」、「鮓」がありますが、近年では生鮮魚介と米飯を組み合わせ、酢で酸味を加えた「早鮨(早ずし)」が広まり、関東を中心に「江戸前寿司」に代表される「握り寿司」が一般的となりました。江戸前握り寿司の創案者については諸説ありますが、ネタの保存の関係から、酢〆、醤油漬け、あるいは火を通した素材が多く、営業形態も屋台だったそうです。江戸城築城に係った職人の間でもてはやされ、関西にも「江戸鮓」を売る店ができたそうです。氷の流通、冷蔵庫の普及により生のネタも使われるようになり、おにぎりのように大きかったものが次第に小さく、現代の握り寿司に近い形へ変化したそうです。

江戸前寿司

マグロの漬け

マグロ握り




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。