2021年1月のテーマ写真館




 《 可愛い海の生物 》


生物の赤ちゃんの可愛さは何とも言えないものがあります。色合いが可愛いもの、寝姿が可愛いもの、動きが可愛いもの・・・。可愛らしさは親からたくさんの餌をもらうため?単なる保護色?人間から見ると親の方が可愛く見える場合もあり複雑です。キモ可愛いものもあり、可愛らしさに、これと言った法則は無いのかもしれません。白黒ツートンのパンダの可愛さは目の周辺の黒にありますが、同じく白黒のイロワケイルカに目の模様はありませんし、アデリーペンギンも白黒で、ちょっと趣が異なります。魚の子供の奇麗な色もありますが、子供の可愛らしさは主観の様な気がします。

パシフィック・ハーバーシール

コウテイペンギン親子

ハナビラクマノミ


マダライルカ親子

タテゴトアザラシ子供

パシフィック・ハーバーシールとラッコ


ミナミハコフグ幼魚

アデリーペンギン

シロクマ親子


イロワケイルカ親子

ツユベラ幼魚

ハイイロアザラシ子供


ヒレナガスズメダイ幼魚

オウサマペンギン親子

ゴマフアザラシ親子


パシフィック・ハーバーシール親子

アゴヒゲペンギン

セイウチ親子


クラリオンエンジェルフィッシュ幼魚

ゴマフアザラシとゼニガタアザラシ

アデリーペンギン親子


 ◆ 海の一言 :『スナメリ』


スナメリはネズミイルカ科の歯クジラ(イルカ)で3種類の亜種がいます。成獣は体長1.5〜2m、体重50〜60kgで、鯨類では最小の種とされ、主に海水域などに生息し、1930年に広島県竹原市高崎町阿波島周辺の『スナメリクジラ廻游海面』が天然記念物指定されました。日本や中国、インドネシア、インドなどのアジア沿岸に生息し、中国の長江(揚子江)に生息する個体群は江豚(長江の豚)と呼ばれています。国内では千葉県以南、日本海側では能登半島以南の、海岸に近い水深50m以内の浅い海域で、海底が滑らか、あるいは砂地になっている場所を好むようです。砂に潜って隠れる魚に口から水を吹くため、砂をなめているように見えるところから、『砂滑』、との説もあります。一般的なイルカのような背びれはなく、背面は尾びれまで滑らかな曲線を描くため、英語では「Finless porpoise(背びれなしのイルカ)」と呼ばれます。成体は腹側、背中側に関係なく、全身が明るい灰色で、生まれた直後は背の隆起付近は灰色で大部分が濃い色で、4〜6ヶ月で全身灰色になります。自然界では魚類、甲殻類、頭足類など何でも食べますが、水族館などでは主にアジが与えられ、寿命は25年程、とされています。




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。