2025年5月のテーマ写真館




 《 変わったハゼの仲間たちpart2 》


ハゼ科の魚ながら泥の中に棲み、ウナギのように長いワラスボは体長50cm程にもなり、エイリアンのような顔つきで鋭い歯を持つ変わり者です。ハゼ科の魚には鰓呼吸だけでなく、皮膚呼吸で空気中にもとどまれる種類も多く、ムツゴロウのように泥の上にできた珪藻を食べる種類や、水面上を尾で飛び跳ねるトビハゼなども知られます。奥深いハゼの仲間がボルボックスには揃っています。

ムツゴロウ

ミナミトビハゼ

トビハゼの雄雌


ワラスボ

ミミズハゼ

ゴマハゼ


ナンヨウボウズハゼ雄

フデハゼ

ボウズハゼ


ビリンゴ

ウキゴリ

エドハゼ


ツムギハゼ

アカオビシマハゼ

ヨシノボリ


アカネハゼ

アゴハゼ

キイロサンゴハゼ


シリウスベニハゼ

パンダダルマハゼ

ニチリンダテハゼ


 ◆ 海の一言 :『シップ(ship)』


1300年頃から「(商品や人を)船で送るまたは輸送する、船に乗る、船で旅行する、航海する、出航する」といった意味で使われていました。19世紀に入るとアメリカでは鉄道など他の輸送手段にも転用されるようになりました。西洋式帆船が一番高度に発達した18〜19世紀の帆船時代、船体が大型化するに従って総帆面積も拡大し、それに伴って操帆を容易にするためにマストや帆が分割されていきました。大型帆船=シップ(ship)は、3本以上のマストを持ち、そのすべてに横帆が張られた船が主流となり、縦帆を持つ帆装形式のスクーナー、バーク、バーケンティン、ブリッグ等と区別するためにフルリグド・シップ(Full rigged ship、全装帆船)と呼ばれるようになったのです。一番有名なシップ型帆船がカティ・サークで、ティークリッパーやウールクリッパーとしてロンドンと中国や、オーストラリアとの間で貨物の輸送競争を行っていました。

ゲオルグ・スターゲ

ダル・モジェジー

ソルランデット




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