連載 「今月の赤ちゃん」 2025年6月号 |
〜 タイマイpart2 〜 タイマイはウミガメ科の仲間でタイマイ属に分類され、江戸時代から長崎などで甲板が鼈甲細工の原料として捕獲され、別名「べっ甲ガメ」とも呼ばれました。アオウミガメやアカウミガメよりやや小型で、インド洋、大西洋、太平洋に分布し、主要な繁殖地はインドネシア、セーシェル、モルディブ、西インド諸島などですが、日本では奄美諸島以南の南西諸島で少数が産卵します。甲長53.3〜93.5cm(上陸したメス)。卵は直径3.5cmとやや小型で、卵から孵化したばかりの時はアオウミガメとほとんど差がありませんが、成熟するにつれて吻端が尖り、サンゴの隙間にいるカニなどさまざまな獲物を捕食して食べます。毒のある海綿を食べる食性から肉に毒が含まれることもあり、食べると中毒死することもあります。 |
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砂から出てきた子供 |
海へと帰る子供たち |
魚の中を泳ぐ |
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