連載 「世界 水族館巡り」 2023年3月号


〜 ニューイングランド水族館 〜

アメリカ東海岸のボストン港に1969年開業した水族館で、海遊館も設計した建築家・ピーター・シェマイエフのデザイン。メインアトラクションである水量200,000ガロンの巨大円柱水槽「ジャイアント・オーシャン・タンク」を館内中央に配置し、大水槽を取り巻くようにグルグルとらせん状の通路があります。600種類以上、合計20,000匹以上の海の生物を展示し、充実した歴史を感じる、とても落ち着いた水族館です。チケットセンター先の水族館本館手前にアザラシの水槽がありタダで見ることができます。園内に入ると1階にペンギンの展示スペースが広がります。通路の外側の壁には、四角型に回廊があり、大水槽以外の水槽を見て回れるようになっています。外側の回廊と内側の大水槽を巡るらせん階段はところどころで繋がっていて、興味のおもむくままに見て回りやすい構造です。大水槽には大西洋・カリブ海の魚たちが展示されサメの種類も含め数が多いので楽しめます。
外側の回廊に並ぶ小水槽(幅2、3m)は階ごとに展示テーマが決まっており、
1階:サメ・エイ、海獣、ペンギン、クラゲ
2階:温帯の生き物
3階:淡水の魚たち、タイドプールの生き物、北国の魚たち
4階:サンゴ礁水槽、大水槽
などとなっています。
「アクアリウム・メディカルセンター」があり、保護した生物をケアする様子を見学することができます。また、生物との触れ合いも充実し、ウニ・ヒトデ・ヤドカリ・カニなどに触れることのできる「エッジ・オブ・ザ・シータイドプール」があります。北方系の海水魚の水槽には色とりどりのイソギンチャクで彩られそこにミズダコがおり大人気です。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


水族館入り口

タッチプール

大水槽の螺旋階段

大水槽を上部から望む





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