連載 「世界 水族館巡り」 2023年7月号


〜 ロンドン動物園(London Zoo) 〜

ロンドンの中心部ウェストミンスターに1828年に開設された世界で最初の科学動物園です。科学的研究のために動物を収集することが目的でしたが1847年に一般公開されました。水生動物のため1853年にオープンした園内の「フィッシュハウス」の水槽がテーブルの上に配置されていました。キングジョージ5世とクイーンメアリーは、1924年にロンドン動物園に水族館作るため、ビクトリア朝の博物学者フィリップ・ヘンリー・ゴッセに設計させ、彼自身のコレクションから初期の海洋標本の多くも提供したのです。海産魚や淡水魚の水族館は、板ガラスの大きなシートを使用して、内部に住む生き物をはっきりと見せるタンクを作成しました。ゴッセは、彼の新しい魚飼育施設に「Aqurim:水族館」という名前を導入し、世界初の公共水族館になりました。100年近く経過し、水族館は2019年に現役から引退し、ストリートアーティストのジェーン・ミューティニーによる見事な動物の壁画が新たな命を吹き込んでいます。在りし日1998年のロンドン動物園・水族館をご覧ください。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


エントランス

旧ロンドン動物園

旧展示

旧展示





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