連載 「世界 水族館巡り」 2023年8月号


〜 世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ 〜

岐阜県南部、木曽川に接する河川環境楽園内の一つの施設としてある水族館で、2004年7月に開館した比較的新しい水族館です。名前の通り淡水魚に特化していて、約400種、約20000匹の淡水生物を展示しており、淡水魚の水族館としては世界最大級を誇ります。正式名称は「世界淡水魚園水族館」ですが、愛称である「アクア・トトぎふ」の方が認知度は高いのではないでしょうか。大日ヶ岳から岐阜県を縦断し伊勢湾に注ぎ、日本三大清流の一つとして有名な長良川の源流から河口までを再現した展示水槽が数多く並び、流域によって異なるさまざまな魚や水生生物を観察することができます。後半は世界の淡水魚エリアではメコン川、コンゴ川、タンガニーカ湖、アマゾン川に生息する淡水魚が展示されており、日本では考えられないような巨大な魚が悠然と泳ぐ姿を観察することができます。水族館と言えば海の生物のイメージが先行しますが、日本の有名河川を源流から河口域まで、そこで暮らす生き物たちを間近で見られるこうした淡水魚に専門の水族館は貴重な存在ではないでしょうか。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


外観

ヤマトイワナ

ホトケドジョウ

ピラルクー





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