連載 「世界 水族館巡り」 2026年1月号


〜 碧南海浜水族館 〜

愛知県碧南市の碧南市臨海公園内にある水族館で「海の科学館」と屋外施設「ビオトープ」が併設されています。1982年開館と40年以上の歴史があり、館内は老舗水族館らしい落ち着いた雰囲気があります。日本沿岸の魚類を中心に伊勢湾や三河湾、矢作川に生息する生物約300種が展示されています。水族館では生きたサンゴの展示は珍しくなくなりましたが、海藻を展示しているところは少ないため貴重な展示を見ることができます。魚類では深海域に生息する大型魚であるアブラボウズが見ものです。海中では熱帯域の広い範囲に生息していますが水族館では珍しいハタタテハゼの展示や、私が今まで見た中で最も小さいカクレクマノミの幼魚の展示もありました。深海生物の剥製の展示がいくつかありますが、その中でリュウグウノツカイの標本は生きた状態にとても近い美しい姿を見ることができます。少し交通の便が不便な立地ですが、是非訪れたい水族館です。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


外観

ハタタテハゼ

アブラボウズ

クビレヅタ(海ぶどう)





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